ホノウリウリ旧日本人収容所をご存知ですか?
もうすっかり盛夏を迎え、お盆が近づくと8月6日「広島原爆の日」、8月9日「長崎原爆の日」、8月15日「終戦記念日」を迎えます。
今年もまた戦艦ミズーリ号記念館を訪れ、特攻隊の方々の遺書に触れ、降伏文書が署名された甲板にたたずみ、戦争に愚かさを再度見つめたいと思っています。
2015年に当時のオバマ大統領により、国定記念物に指定されたホノウリウリ収容所は、1943年(昭和18年)から45年(昭和20年)までの間、175棟の建物と14棟の監視塔、400張りのテントが設営されていました。勾留者400名と戦争捕虜4000人が収容され、当時は乾燥し湿度のたかい高温な場所であったため、
「地獄谷」と呼ばれていました。ホノウリウリに勾留されていた民間人は、米国への忠誠を疑われた日系人で、そのほとんどがハワイ地域社会、経済界、宗教界のリーダーでした。
現在はまだ再開されていませんが、ホノルル市のモイリイリにある「Japanese Culture Center 日本文化センター」に展示場があり、勾留者の記録やアート作品などを閲覧することができました。残念ながらホノウリウリ史跡ツアーも中止されたままです。
Black Matters! Asian Hate ! など広いアメリカも人種差別で今も苦しんでいます。
多様化の時代に必要なことは、文化や考え、慣習の違う人に敬意を払うことでないでしょうか?
ホノウリウリ日系人収容所からアジア系人種に対する反感に基づく人種差別や公民権の侵害を理解し、同じ過ちを防ぐためにも収容所の歴史を日本文化センター専門Docent (博物館の案内人)として伝承する必要があると強く感じています。
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