秋篠宮紀子様と
ちょうど3年前、秋篠宮ご夫婦がハワイを公式訪問され、日系移民150周年記念の諸行事に出席されました。私は2018年6月5日(火)にディビッド・IGE知事との夕食会で通訳を務めさせていただきました。
知事公邸であるワシントンプレイスで行われた夕食会ではハワイ州知事と紀子様の後方に座らせていただき、通訳をしながら、またハワイに関するご質問に答えながらお手伝いを致しました。
数時間、ご一緒に時間を過ごさせていただきましたが、両殿下は本当にチャーミングで、私はこのお二人に日本をお任せしたら、「きっと日本は大丈夫!」と業務中にも関わらず、目がウルウルとしてしまい、鼻筋がジーンとなってしまいました。(勝手に申し訳ございません。。。)
ハワイアンバンドが「エーデルワイズ」を奏でたときには、紀子様はオーストリアでお育ちになられたからでしょうか、とても喜ばれ、ハワイ島コナ産のあわびについて知事が説明された際にはとても興味をもたれ、通訳業務以外にも気軽にお話をしてくださり、話題は尽きることはありませんでした。
お帰りの際には、1871年に締結された「日本ハワイ修好通商条約」に押されている明治天皇の御印を感慨深く拝見され、階段を降りる帰り際まで皆様に深く深くお礼を言われていたことがとても印象に残っています。
下記は、秋篠宮様が記念式典でハワイの日系移民に向けて贈ってくださった祝いのおことば(抜粋)です。
ハワイに住む日本人の私にとって日系人は生きる指標であり、先生です。その気持ちを秋篠宮様がはっきりと伝えてくださいました。ありがとうございます。そして、今秋篠宮様ご家族の件でニュースが賑わうこともございますが、私はお二人を心から応援しています。
「日系移民150周年祝賀会」にて(抜粋)
秋篠宮殿下
ハワイへの日本人移住者の歴史を振り返るとき、一世や二世の人たちが様々な困難を克服しながら、ハワイの発展に大きな貢献を果たしてきたことを、末永く心に刻みたいと思います。
特に、第二次世界大戦期の苦境を乗り越え、日系アメリカ人が、ハワイという繁栄したコミュニティの創造と発展に大きく寄与してきたことは真に誇るべきことでありましょう。ここに改めて、我が国とハワイならびに我が国とアメリカ合衆国の友好と親善に対する皆様のたゆまぬご尽力に対し、深く敬意を表します。
また、日本人移住者の歴史を語る時、忘れてはならないのは、異なる文化、異なる民族を寛容に受け入れるハワイ固有の「アロハ・スピリット」であります。